PECSレベル1ワークショップ(ベーシック)

8月7日 こちらのワークショップのお手伝いにいってきました。

 

で、ペクスってなんだ?

という方もいらっしゃるかと思いますので、軽くご説明いたしますと。

PECS(Picture Exchange Communication System:絵カード交換式コミュニケーションシステム)とは、自閉症やその他のコミュニケーション障碍を持つ子どもから成人の方に、コミュニケーションを自発するように教えるための絵カードを使ったユニークな代替コミュニケーション方法です。

1985年にアメリカのデラウェア州にて開発され、デラウエア州自閉症プログラムで最初に使用されてから、PECSはコミュニケーションの自発の要素に焦点を当てたものとして世界約10カ国以上に認知され、使用されています。複雑で高価な教材を必要とせずに教師、施設職員、家族なども御自身で作ることができ、様々な場面で簡単に使用できます。ーhttp://www.pecs-japan.com/WhatsPECS.htm

 

というものです。

コミュニケーションの問題は、会話そのものだけにとどまらず、それに付随して、不適応な行動など様々な二次障害をひきおこす原因にもなりますし、何より、伝えられない中で生きるということは、とても苦しく、まさに、人権にかかわる問題でもあると思います。

 

多くの方が受講されていました!

今回のワークショップは満員御礼!

いやぁ~ペクスに対する関心が広まってきているのですね。

講義では、フェーズ1から4まで、具体的な手続きの方法や、エラーの修正の方法の説明があり、その都度、皆さんで実践していきました。最後に、フェーズ5・6のお話しも少しありました。

私は、皆さんの実践をお手伝いしながら、簡単なアドバイスをさせていただいたりしました。

特に、エラー修正のところは、私も、ん?どうだっけなこれwと悩みながらのアドバイスになっていた・・・というところは、秘密ですwww

思ったこと。

今回講師のネグロン先生のお話しを聞き、一つの想いに気が付かされました。それは、人の想いも、子どもも、常に変わっていくということ。です。

なんのこっちゃwということですが…

実は、このワークショップの前日に、学校でキャンプがありまして、今回、家族全員で参加したのですね。

キャンプなんて…まぁ、手持ちスケジュールはもちろん用意はしましたが、構造化といっても、テントくらいで。まぁ、すごく大雑把な空間だったわけです。それに、変更、延長、待たされることも多々あります。参加者は50名あまり。さらに、夜には学校の中で、「きもだめし」がありました。生身の人間が襲い掛かってくるという、USJ顔負けのきもだめしが…

ただではすまないだろう。と、考えていたわけです。

ただ、私としては、構造化ありきの中でも、少しずつ世界を広げていき、多くの経験をさせてきました。突然の変更もいやでも訪れます。それでも逃げずに立ち向かわせていました。学校行事も、ほとんど参加させています。失敗や、準備不足もありましたが、それなりに乗り越えられるようになってきています。

今回は、少々興奮ぎみに走り回ることが一度あったくらいで、きもだめしも参加したし、テントでもほかの子と変わらないくらいの時間に就寝できました。

気が付かないうちに、私の予想を超えて、娘は成長していたんですねえ。

うちの子は障害だから、自閉症だから、これくらいにしとかないと。

って、線を引き過ぎていたのかもしれません。

ネグロン先生のお話の中でも、一度拒否されても、何度もトライしてみましょう。という言葉がありました。一度ダメ、無理となったことも、そこであきらめてしまわず、時を見計らって、チャレンジしていくことって、やっぱり大事だなと思います。ここらへんの考え方って、それぞれ主義主張があって、いやいや、苦手なんだから、できなくたっていいじゃないの。と思う人も多いのは確かです。私もよく、そこのところ、よく悩み考えます。でも

「本人が必要であると主張すること、望むこと」

「本人が生きていくうえで、または健康上必要なこと」

「本人にとって、充実した生活につながること」

であれば、時を見計らって、あきらめずにトライするって、大事だなって思うんです。

よく、自閉症の子は、運動会は苦手だ。といいます。

多くの子供はそうでしょうね。でも、「自閉症だから」という理由で、全ての自閉症の子供が「苦手だ」と決めつけてはいけないのだと思います。実は、参加したいと思っているかもしれません。障害特性にばかりとらわれずに、本人の声をしっかりと聴くことが、一番なんですよね。

そしてやっぱり、どれだけ構造化や配慮をしても、社会の一員として生きていかなければなりません。人と関わらない仕事を選ぶといっても、全く人と関わらないで生きることなんて絶対できません。想定外のことも起きてくるし、社会の複雑な輪のなかで、ある程度のことは経験して覚えていかなければならないのです。

障害だから、これくらいでいいんだ。こんなものだ。

と、決めつけすぎてはいませんか?わたしは、決めつけすぎてたと思いました。

コミュニケーションもそうだと思います。重度でノンバーバルだから、だいたい表情みてたらどうにかなるから、とか、軽度であっても、いつもエコラリアだから。とかって、あきらめてしまってはいないでしょうか。

言葉が無くても、表情が無くても、本当は、心の中に、たくさんの想いが、喜びが、悲しみが…潜んでいるかもしれません。

そんなわが子の声を、ちゃんと聞いてみたいと思いませんか?

彼らと、気持ちをもっと通わせることができれば、もっともっと、豊かな暮らしになると思いませんか?

本人にとっても、そして、周りの人達にとっても、です。

私も、日々反省しつつ、子どもの可能性に制限をかけず、知識や障害特性にとらわれすぎず、今目の前にいるわが子が、どうしたいのか、どういう事に困っているか、しっかり観察して、見極めていきたいなと思います。

ま、障害やいうても、個人差があるんです。一人ひとりみんな違いますからw

変わることを、受け入れること。

わが子も、そして、親の考えも。

それが、成長につながるのかもしれませんね!

話はそれてしまいましたがw

ペクスは、コミュニケーションに障害がある方には、本当に有益ですし、今では、アイパッドなどのアプリでも簡単に利用することができます。

(アプリに関しては基本的なルールを知ったうえで、利用することが良いとは思いますが)

興味のある方は、是非、このワークショップを受講してみてくださいね!

受講が難しい方でも、療育の現場で取り入れているところもたくさんありますよ。

次回のワークショップでも、またまた、私がお手伝いに参じるかもしれませんw